転科する医師たち

転科

4月に入り、様々な異動のニュースが耳に入ってくる。

精神科から内科へ転向した先生、内科から精神科へ転向した先生、産婦人科から、麻酔科から、一般外科から精神科に転向した先生、など。

大学の医局から別の大学の医局に入りなおした先生の話も聞いた。

改めて思うのは、「タブー」など無い、ということである。

「それは流石に、、、」と思うことは多々あるけれど、実行してしまえばなんてことはない。

自分の人生は他の誰の人生とも違うし、前例の無いことでも自分には必要な道かもしれない。

専門医のプログラムが絡むせいで転科のハードルは依然として高いが、動く人は動いている。

転科先では一旦専門医プログラムに入らずに入職(or入局)だけさせてもらい、さらに次年度から専門医プログラムにのせてもらえるよう相談するのは、数人の転科経験者から聞いた方法であるが、やり易い方法だと思う。自分はそれが思い付かず、シームレスに専門医プログラムを移動しようとしたから大変であった。

4月に入り、転科に関する私の記事の閲覧数が、3月の3〜4倍程度に増えた。

転科を検討している方々の参考になれば幸いである。

専攻医、転科の迷い
「転科するべきか、どうか」これは難しい問いです。そもそも転科を思いつくのは、今いる科に少なからず不満があるからです。しかし不満のない仕事などあるはずがなく、転科先でも思いもよらぬ不満を見出すかもしれません。その中で...
ブログ紹介
このブログは、「新専門医制度のもとで転科を検討している専攻医」に向けた記事を書くために立ち上げました。私は初期臨床研修後、自大学の外科に入局し、そして専門医を取る前に辞め、都内の精神科プログラムに変更しました。外科...

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