人生は大きな実験

精神医学

大学生の頃から時たま思い出して大事にしている考え方があるので、記したいと思います。

二十歳くらいの頃、多くの人にありがちな、「生きる意味・目的ってなんだろう」という問いに答えられず、もがき苦しんでいた時期がありました。勉強して、バイトして、遊んで、飲んで、なんとなく日々を回しているけれど、これといった核のない、フワフワした毎日に、表面上は楽しそうにしつつ、心の奥ではウンザリしていました。そんな中である日、タイトルのような考え方を誰かに教わり、気が楽になったのでした。「人生は大きな実験」と書きましたが、より正確に言うと、「人生は無数の小さな実験の集合体」となります。生きる意味ってなんだろう、幸せってなんだろうと様々なことを悩み、色々な人のアドバイスや本を参考にして考えるものの、結局は全部自分で動いて確かめてみないとスッキリしません。色々動いて確かめた結果、やっぱり人生に意味なんて無いなと思うかもしれないし、何か見つかるかもしれないし、それは分かりませんが、それを確かめようと動いている間は生き生きとしていられます。悩みや知りたいこと全部を、人生をかけて検証する問いととらえて、残りの時間を使って検証していくと決めてしまえば、多少生きるのが楽にならないでしょうか。

コメント