転科するか迷っていた時期に自分を大いに悩ませたのが、
「他人の芝が青く見える」だけなのではないか、という考えだ。
他人の芝、つまり別の科の良いところばかりに目がいき、そして今の科の悪いところにばかり目がいっているのであれば、転科をしてもまた新たな問題が見つかり嫌になってしまう可能性が高い。
しかし、結論を先に述べると、それでも転科はアリだと思う。
人は他人の芝が青く見える生き物だから、その可能性は十分に検討し、転科のメリット・デメリット、および今の科に残留するメリット・デメリットは十分に列挙すべきだ。しかしそれでも、実際に転科してみないとわからないことは存在するわけで、転科した後振り返って、転科して良かったと思えるならそれでよし、転科しても結局新しい問題が見つかって結局不満は消えないと思ってもそれでよい。転科して後悔したとしても、転科に期待したことと実際に転科して気づいたことのギャップから学ぶことは多いはずで、それは今後の人生に役立つと思う。ただ、何度も何度も転科を繰り返すようでは全く成長しないし、社会的な信用も失うであろうから、転科は1回までと先に決めるべきだ。そのルールさえ決めてしまえば、そこまで重く考えずに転科できるのではなかろうか。
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