このブログは、
「新専門医制度のもとで転科を検討している専攻医」に向けた記事を書くために立ち上げました。
私は初期臨床研修後、自大学の外科に入局し、そして専門医を取る前に辞め、都内の精神科プログラムに変更しました。
外科のプログラムも精神科のプログラムも共に新専門医制度上での専攻医プログラムです。
転科経験者のブログは数多くネット上にありましたし、新専門医制度のプログラムを辞め転科後は新専門医制度以外の道へ進んだ人の記事もいくつかありましたが、新専門医制度の中での転科に関する記事はなく、情報収集に大変困りました。
2018年にスタートした新専門医制度は、それまでの仕組みより明らかに転科がしづらくなっています。
それでも進む科は自分の人生を左右する、大変重要な問題です。
新専門医制度のもとで転科を経験した私の記事が、転科を検討している専攻医の皆さんの少しでも役に立てば幸いです。
なお、精神科臨床に関する様々な記事も書いて参りますのでよろしくお願いいたします。

自己紹介
はじめまして。精神科医として日々臨床業務を行う傍ら、自分の思考を整理し記録するため、そしてもしかしたら誰かの役に立つかもしれないと思い、ブログを始めました。大好きな本の一つで、内村鑑三の「人生、何を成したかよりどう生きるか...

専攻医、転科の迷い
「転科するべきか、どうか」これは難しい問いです。そもそも転科を思いつくのは、今いる科に少なからず不満があるからです。しかし不満のない仕事などあるはずがなく、転科先でも思いもよらぬ不満を見出すかもしれません。その中で...

転科を考えるにあたって
最近、精神科への転科に関して個人的な相談を何件かいただき、改めて転科の難しさや、最初に何をすべきなのかを考えてみました。まず、転科の難しさについて。・情報不足転科経験者が周りにいることは稀で、さらに今の新専門医制度...